選挙に行くことの大切さ 第一回 #スキャンダルばかりで嫌気がさしてしまったら

スキャンダルばかりで嫌気がさしてしまったあなたへ

政治のニュースを見ると、「また政治家の不祥事か」と思うことがよくあります。お金の問題、不正な発言、裏での取引――こうしたニュースが続くと、「政治なんて汚いものだ」「選挙に行っても意味がない」と感じるのも無理はありません。

でも、ちょっと考えてみてください。本当に「選挙に行っても意味がない」のでしょうか?

なぜ政治家のスキャンダルはなくならないのか?

私たちがテレビや新聞、ネットニュースで目にする政治家のスキャンダル。どうしてこんなにも多いのでしょうか?

一つの理由は、政治家は大きなお金や権力を持っているからです。たとえば、国の予算は何兆円ものお金が動きます。その分、自分や周りの利益のために不正を働こうとする人も出てきます。さらに、政治家は一度当選すると、なかなか落選しない仕組みもあります。そうすると、「少しくらい悪いことをしても大丈夫」と思ってしまう人がいるのです。

もう一つの理由は、私たち有権者が「どうせ変わらない」と思ってしまうことです。選挙に行かない人が多いと、いつも同じような人たちが当選し、結果として政治の体質も変わりません。

それでも選挙に行くべき理由

「スキャンダルばかりの政治にうんざりしているなら、選挙なんて行かなくてもいいのでは?」と思うかもしれません。でも、実は「スキャンダルをなくすため」にこそ、選挙に行くことが大切なのです。

選挙に行かないと、スキャンダルを起こす政治家が有利になる

政治家の中には、「どうせ多くの人は選挙に行かない」と考えている人もいます。特に、スキャンダルを起こした政治家が「投票率が低いほうが自分にとって有利だ」と考えている場合もあります。なぜなら、熱心に支持する人だけが投票すれば、当選しやすくなるからです。

もし、「不正をする政治家は嫌だ」と思うなら、そういう人を落選させるために投票することが大事です。

クリーンな政治家を増やすチャンス

もちろん、すべての政治家が悪いわけではありません。真面目に国のために働いている人もいます。ただ、そういう人が当選するためには、多くの人が選挙に行き、しっかりと候補者を見極めることが必要です。

投票率が上がると、政治家の態度が変わる

政治家は、当選し続けることが仕事です。だからこそ、もし若い世代の投票率が上がれば、「若者向けの政策を考えないと当選できない」と思うようになります。逆に、投票に行かないと「この世代は無視しても問題ない」と考えられてしまいます。

どうやって政治を変える?

「でも、自分一人が投票したところで変わらないのでは?」と思うかもしれません。でも、歴史を見れば、少しずつでも政治は変わってきました。女性が投票できるようになったのも、労働者の権利が守られるようになったのも、多くの人が「このままではいけない」と思い、声を上げたからです。

私たちができることは、

  • まずは選挙に行くこと
  • 候補者の考えを知ること(ネットで調べたり、選挙公報を読む)
  • 周りの人と政治について話すこと(家族や友人と意見を交換する)

これだけでも十分です。

まとめ

スキャンダルばかりの政治に嫌気がさす気持ちは、とてもよくわかります。でも、それで選挙に行かなくなると、不正をする政治家が得をしてしまいます。だからこそ、私たちが「こんな政治はおかしい」と思うなら、まずは選挙に行き、少しずつでも変えていくことが大切です。

一人の一票は小さく見えるかもしれません。でも、たくさんの一票が集まれば、大きな力になります。だからこそ、「どうせ変わらない」と思わずに、ぜひ投票に行ってみてください。

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